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猫がついてくるのはなぜ?理由と気持ち、正しい対応を解説

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ふと気づくと、足元に小さな影が…。あなたが部屋を移動するたびに、愛猫がトコトコと後ろをついてくる、そんな愛らしい経験はありませんか?

まるで小さなストーカーのようにも見えるこの行動ですが、「どうしてついてくるんだろう?」と不思議に思うこともあるかもしれません。

のりを
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わが家の愛猫もストーカーにゃんこです

猫が人の後ろをついてくる行動には、猫なりの理由や気持ちが隠されています。

この記事では、猫が飼い主さんの後をついてくる主な理由や、状況による心理の違い、そしてついてきた時の正しい対応について分かりやすく解説していきます。

なぜ?猫があなたの後ろをついてくる5つの主な理由

猫が私たちの後ろをついてくるのには、いくつかの理由が考えられます。代表的なものを5つご紹介しましょう。

理由1:「大好き!」飼い主さんへの愛情表現

一番シンプルで嬉しい理由は、飼い主さんのことが大好きだからです。

信頼している、大好きな飼い主さんのそばにいたいという気持ちの表れとして、後をついてくることがあります。

まるで子供がお母さんの後をついて歩くように、あなたと一緒にいることで安心感を得ているのかもしれません。

理由2:「何かくれる?」ごはんやおやつへの期待

猫はとても賢く、毎日の生活の流れをよく覚えています。

「飼い主さんがキッチンに行くと、ごはんが出てくる」

「この部屋に行くと、おやつがもらえる」

といった経験を繰り返すうちに、「ついていけば、何か良いことがあるかも!」と期待してついてくるようになります。

特に、ごはんの時間やおやつの時間が近づくと、この行動が見られやすくなります。

理由3:「何してるの?」好奇心と縄張りチェック

猫はもともと狩りをして生きてきた動物なので、自分のテリトリー(縄張り)の安全を確認したり、周りの変化に気づいたりする本能があります。

飼い主さんの動きは、猫にとって縄張り内の大きな変化。

だから「何が起こるんだろう?」「大丈夫かな?」と気になって確認しについてくるのです。

飼い主さんが何をしているのか、どこへ行くのか、その好奇心からついてくることもあります。

理由4:「ひとりじゃ不安…」分離不安のサインかも?

ただし、ほとんどの「ついてくる」行動は愛情表現や好奇心によるものです。

もし、飼い主さんが見えなくなるだけでパニックになったり、過剰に鳴き続けたり、問題行動(粗相など)が見られたりする場合には、「分離不安」という、一人でいることに強い不安を感じている状態のサインかもしれません。

常に誰かがそばにいないと落ち着かない、という気持ちから、必死で後をついてくるのです。

この場合は、ただ可愛いだけでなく、猫の心のケアが必要な場合もあります。

関連記事:【猫の分離不安】わが家の猫さまが布団に粗相をするようになった話

理由5:「一緒にいたい!」ただそばにいたい甘えん坊

特別な理由がなくても飼い主さんのそばにいるのが好き、という甘えん坊な性格の猫もいます。

特に子猫や、飼い主さんとの絆が深い猫に見られる行動です。

ただただ「一緒にいたい」という純粋な気持ちから、あなたの行くところどこへでもついてくるのです。

こんな時どうして?場所別・猫がついてくる心理

ついてくる場所によっても、猫の気持ちが少し違うことがあります。

トイレまでついてくるのはなぜ?

なぜトイレ?と思うかもしれませんが、猫にとっては「飼い主さんが見えなくなる閉じた空間」「いつもと違う水の音がする場所」であり、好奇心を刺激されるのかもしれません。

また、狭い場所が好きな猫にとって落ち着く空間であったり、飼い主さんが座って動かないので「今ならかまってもらえるかも?」と期待したりしている可能性も考えられます。

あるいは、飼い主さんが無防備になる場所なので、「守ってあげなきゃ!」と思っている可能性も…?

お風呂場まで来るのはどうして?

多くの場合、猫は水が苦手ですがお風呂場までついてくることがあります。

これも、飼い主さんが見えなくなることへの不安や、閉まったドアの向こう側への好奇心が理由と考えられます。

また、お風呂場の水の音や、暖かい湿気に興味を持っているのかもしれません。

ただし、濡れるのは嫌なので、中まで入ってくることは少ないでしょう。

寝室や他の部屋へ移動すると必ずついてくる心理

家の中で部屋を移動するたびに必ずついてくるのは、やはり「飼い主さんと一緒にいたい」という気持ちが強い証拠です。

縄張りのチェックや、何か楽しいことが起こるかもしれないという期待感も含まれているかもしれません。

玄関までお見送り&お出迎えしてくれる?

飼い主さんが出かける時に玄関までついてきたり、帰ってきた時に出迎えてくれたりする行動は、強い愛情と信頼の表れです。

「行かないで」「おかえりなさい!」という気持ちや、日々の習慣として身についている場合もあります。

猫がついてきた時、どうすればいい?正しい対応

愛猫が一生懸命ついてきてくれたら、嬉しいですよね。

そんな時、どのように対応するのが良いのでしょうか。

基本は優しく受け入れる姿勢でコミュニケーション

猫がついてくるのは、多くの場合、ポジティブな理由からです。

まずはその気持ちを受け止め、優しく声をかけたり、軽く撫でてあげたりして、コミュニケーションをとるのが良いでしょう。

「あなたのこと、ちゃんと見てるよ」と伝えることで、猫は安心します。

要求(ごはん・遊びなど)がある場合の対処法

もし、明らかにごはんやおやつ、遊びを要求してついてきている場合は、その要求に応えてあげることも大切です。

ただし、要求されるがままに常に応えていると、「つきまとえば、いつでも言うことを聞いてもらえる」と学習してしまう可能性もあります。

食事の時間や遊びの時間は決めるなど、メリハリをつけることも時には必要です。

ちょっと困る?過度なつきまといへの対応策

足元にまとわりついて危ない、何をするにもついてきて困る、という場合は、少し工夫が必要です。

毎回反応するのではなく、時には無視することも有効です。

また、猫が退屈しないように、おもちゃで遊ぶ時間をしっかり作ったり、一人で遊べるおもちゃを用意したりして、飼い主さん以外にも注意が向くようにしてあげると良いでしょう。

分離不安が疑われる場合は、獣医師や専門家に相談することも考えてみてください。

ついてきてほしくない場所での工夫とトレーニング

料理中のキッチンなどどうしてもついてきてほしくない場所がある場合は、物理的に入れないようにドアを閉めたり、柵を設けたりするのが一番確実です。

また、入ってほしくない場所の手前で「おすわり」や「まて」を教え、できたら褒めておやつをあげる、というようなトレーニングを根気よく続ける方法もあります。

うちの子はあまりついてこない…心配しなくて大丈夫?

「他の猫はよく飼い主さんについていくのに、うちの子は全然…」と、少し寂しく感じてしまう飼い主さんもいるかもしれません。

でも、心配しすぎる必要はありません。

猫の性格や種類による独立心の違い

猫にも人間と同じように、様々な性格があります。

もともとクールで独立心が強い性格の子や、一人の時間を大切にするタイプの子もいます。

また、猫の種類によっても、甘えん坊な傾向がある種類、比較的自立している種類などがあります。

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ついてこないからといって、愛情がないわけではありません。

ついてこなくても大丈夫!他の愛情表現に注目

猫の愛情表現は、ついてくることだけではありません。他にも、

  • 喉をゴロゴロ鳴らす
  • 目を細めてゆっくりまばたきをする
  • 体をスリスリとこすりつけてくる
  • しっぽをピンと立てて近づいてくる
  • そばで香箱座りをする、一緒に寝るなど、

様々な形で愛情を示してくれています。

あなたの愛猫が見せてくれる、その子なりの愛情表現を見つけて、受け止めてあげてください。

注意:急についてこなくなった場合は体調の変化かも

ただし、これまでよくついてきていた子が、急に全くついてこなくなった、隠れて出てこなくなった、というような場合は、体の具合が悪かったり、何かストレスを感じていたりするサインかもしれません。

元気がない、食欲がない、トイレの様子がいつもと違うなど、他に気になる変化がないか注意深く観察し、心配な場合は早めに動物病院を受診しましょう。

まとめ:猫がついてくるのは信頼と愛情のしるし!理由を理解して絆を深めよう

猫があなたの後ろをついてくるのは多くの場合、あなたへの深い愛情や信頼の証です。

ごはんへの期待や好奇心など理由は様々ですが、根底には「あなたのそばにいたい」という気持ちがあるのです。

その理由や心理を理解することで、愛猫の気持ちにさらに寄り添うことができるでしょう。

ついてきた時には優しく応え、時には適切な距離感を保ちながら、愛猫とのコミュニケーションを楽しんでください。

なぜついてくるのか、その理由を考えることで、猫との絆はきっともっと深まるはずです。