猫はフードの好みにうるさいとよく言われます。
実際にわが家の愛猫も食にうるさく食べないフードはとことん食べないです。
愛猫が病気になってからキャットフードに関して勉強をしてきましたが、もしかしたら僕のフードの与え方が愛猫の食の好みを作っている部分もあるのではと感じるようになりました。
今回は僕が愛猫と生活してきて、キャットフードに関して失敗したなと思った事を紹介します。
同じキャットフードをずっと与えていた
愛猫と生活を始めて、2018年に特発性膀胱炎と愛猫が診断されるまでずっと同じフードを与えていました。
特発性膀胱炎と診断されてから療法食に切り替えたのですが、なかなか食べてくれません。
療法食単体では食べてくれず、以前に食べていたフードと混ぜてあげたり、それも食べなくなってきたら、新たに別の療法食を用意したり、おやつをトッピングとして混ぜたり。。。
現在は療法食2種類とトッピングとして食いつきの良いフード(総合栄養食)2種類を用意していますが、以前と比べると食いつきはよくないことが多いです。
ずっと同じものを食べ続けていたためか、フードの切り替えが上手にできません。
最近は与えているフードに問題があって販売停止や商品回収(リコール)になった場合に備えて、複数のフードを用意しています。
また、猫は生まれて間もない頃の食生活(だいたい生後6週齢〜3カ月くらいまで)で、その後の食の好き嫌いが決まると言われています。
仔猫を飼っているなら、成猫になってから選り好みしないように、栄養を考えて味や舌触りが違うフードを与えてみてください。
ドライフード(カリカリ)しか与えていなかった
わが家の愛猫はウェットフードも食べません。
もともと野良猫だったのでその時、人からもらっていた食事もドライフードだと考えられ、僕自身も総合栄養食はドライフードしか与えていませんでした。
泌尿器の病気になったので、水分を多く摂って欲しくてウェットフードを用意しても2〜3回ほど舐めて食べなくなります。
健康なうちからドライフードだけでなく、ウェットフードも与えておけばよかったと今更ながら後悔しています。
猫さまにカリカリしか与えていない方は、今からでもウェットフードも食べてもらえるか確認してみることをおすすめします。
仔猫の世話をしている方は、離乳期になったらドライとウェット両方をバランスよく与えて好き嫌いのない子に育てると、病気になっても食の苦労は少なくなると思います。
おやつとして一般食のウエットフードを与えていた
先ほどウエットフードを与えていなかったという話をしていましたが、実はおやつ(一般食)のウエットフードは与えていました。
一般食のフードは基本的に嗜好性が高く、総合栄養食に比べて、食いつきは非常に良い傾向にあります。
しかし、総合栄養食と違い、一般食のみを与え続けると栄養が偏ってしまい、健康を保てなくなります。
猫にとってみれば美味しいので、ご飯の前に与えたり、ご飯代わりに与えてしまうと総合栄養食のフードを食べなくなってしまうことがあります。
フードに関して無知だった僕は、週に一回、一般食のウェットフード(いわゆる猫缶)をご飯代わりに与えていました。
ドライフードしか与えていなかった事と、嗜好性の高い一般食のウェットフードを与えていたのが、総合栄養食のウェットフードを食べてくれない要因になっているんだろうなと思っています。
ウェットフードは一般食が多いですが、総合栄養食のものを探して与える事をおすすめします。
みんなに聞いたキャットフードの失敗
クラウドソーシングを利用して、猫を飼われたことのある方にキャットフードに関しての失敗エピソードを聞いてみました。
猫を飼われている方にとって参考になるエピソードもあると思ったので紹介いたします。
買ったのにキャットフードを食べてくれなかった
猫のフード選びで、キャットフードを買ったのに食べてくれないことは多いですよね。
お試し用は食べてくれたから大きいサイズのものを買ったのに。。。なんてことは猫あるあるなのかもしれません。
キャットフードに飽きた
いつも残さず食べていたフードを急に食べなくなることも猫さまの得意技のひとつです。
同じキャットフードしか食べてくれなくなった
フードの切り替えがうまくいかなかった
病気になってしまった
どんなフードがいいのかは 、猫の個体によっても変わる部分がありますので、一概にこの商品がおすすめ!とはいえないのですが、獣医師監修の書籍「猫の寿命は8割が“ごはん”で決まる!」では味よりも健康を重視している中価格帯以上(おおよそ10gあたり9円以上)のフードを推奨しています。
【番外編】知らなくて大変な目に
まとめ
- 同じフードを与え続けるとフードの切り替えが難しくなる可能性がある
- 仔猫の時の食生活がその後の食の好き嫌いに大きく影響する
- 一般食のフードを主食にすると猫は健康を維持できない
- ウェットフードは総合栄養食のものを与える
- 食欲がないなどの理由なく嗜好性の高い一般食はなるべく与えない方が良い
愛猫には美味しいものも与えたいし、ずっと健康でもいてほしいものですよね。
飼い猫にとって食べる事は1日の楽しみでもあります。
なるべく好き嫌いが起きないように、飼い主がしっかりフードの管理をしていきたいところですね。(自戒)