のりをです。
猫しもべのあなたは猫の分離不安はご存知ですか?
簡単に言うとしもべと離れることに不安を感じて、問題行動を起こしてしまうというものです。
トイレやお風呂についてくるといった割とポピュラーな猫あるあるも分離不安の症状の可能性があるみたいです。
その中でも布団に粗相(おしっこやうんち)をするという、人間も絶大なダメージをくらう行動を我が家の猫さまもするようになりました。
今回は我が家の猫さまが粗相をするようになった理由から、対策まで紹介します。
粗相のきっかけは社員旅行による3日間のお留守番
我が家の猫さまが粗相するようになったのは、僕が旅行することになった時からでした。
猫さまとの生活がはじまって2カ月ほど経った2015年11月に、勤めていた会社の社員旅行でベトナムへ行くことになり、3日ほど家をあけることになったのです。
いや、全然行きたくなかったですよ。行きたくなかったんですけどね。
猫さまをどうしようかと知人に相談して、キャットシッターさんにお願いすることになりました。
キャットシッターさんはさすがプロ!という感じで、お留守番初日には猫さまを懐柔しておビビの元気な姿をLINEで送ってくださいました。
お願いしてよかったとホッとしていたのですが、シッターさんがお世話をしてくれる時間は1日のうち、1〜2時間です。
いつもならおっさんが長いこと同じ空間にいるのに、一人で過ごすのはさぞ寂しかったんだと思います。
シッターさんが家から出る時は日に日に帰らにゃいで攻撃が強くなり、3日目のシッターさんが来るまでの間に掛け布団に粗相していました。
気づいたシッターさんが布団の処理をしてくださったので、帰国してから掃除が大変だったとかはなかったです。
しかし僕はこの粗相は一過性のもので、僕が家に戻ったから今後は大丈夫だろうと思っていました。
旅行中の粗相は始まりに過ぎなかった
旅行から帰ってきていつも通りの生活をしていたのですが、ある日仕事から帰ってくると部屋が臭いのです。
匂いはどこから出てるのかと探るとベッドからなんですよね。。。
これめちゃくちゃショックですよ。
やられていたのは旅行中と同じく掛け布団だったんですけど、マットレスのカバーも当然湿っていました。
掛け布団は廃棄、マットレスのシーツ、敷きパッド、マットレスのカバーまで夜から洗う羽目になりました。
そこからというもの、仕事や用事で外出している時だけでなく、
- お風呂に入っている時
- トイレに入っている時
- パソコンを触っている時
- 朝、出勤準備をしている時
と、エスカレートしていきました。
もうLOQだだ下がりですよ。
仕事から解放されて家に帰ってきてるのに、家でもまた緊張感にさらされるという悪循環。
ベッドへの粗相に対して行った対策
対策① 防水敷きパッド
まずは対策として掛け布団は寝るまでの間はクローゼットへ、マットレスには防水敷きパッドを敷きました。
ただしこの対策はベッドで粗相されても被害が最小限になるだけで、粗相自体は防ぐことができませんでした。
なし。(ただしダメージは最小化できる)
対策② 寝る時以外、掃除機をベッドの上に配置(+対策①)
というか、ベッドに乗れなくなったら粗相できなくね?と思って家にあるものでベッドを塞げないか思案した結果、この対策が生まれました。
わが家の猫さまは掃除機が大嫌いです。
対策①とあわせて掃除機を置くことで、猫さまはベッドに近づかなくなると考えました。
しかし、猫さまも学習するんですよね。。。
ベッドの上にある掃除機は大きな音が鳴らないし、動かないと理解した猫さまは掃除機など関係なく粗相をするのです。
約1カ月ほど効果がありました。
対策③ ベッドの上に猫が入る箱を置きまくる(+対策①②)
掃除機だけではベッドに空きスペースがあるから粗相するんや!スペースを全部埋めたれ!と、考えたおっさんは猫さま用に保管していた箱やキャリーケース、漫画雑誌を使ってベッドの上に直接乗れないようにしました。
しかし、猫さまは学習するのです。。。
箱は軽いのでちょっと強引に隙間に入り込むと移動して、スペースが出来上がります。
そして出来たスペースに粗相をするのです。おビビは賢いね。
約半年ほど効果がありました。
対策④ 寝室を作る(引っ越す)
対策③で1年ほど粗相されては洗ったり、布団を買い替えたりしながら生活していたのですが粗相をする頻度があがってきたので新たな対策を考えました。
それは、寝室が用意できる間取りに引っ越すことでした。
現在は寝室があるので扉を閉めていれば、猫さまが入って粗相することはありません。
ただし、扉を閉め忘れていると間違いなくやられます。
引っ越してから1年ほど経ちますが今のところ粗相されていません。
こたつがないの不思議そうにしてるけどキミが昨晩のお留守番中にこたつ布団にサビション(サビ猫さまによる寂しくてしちゃう粗相)したからやで😇
悪いのはこたつ布団をあげ忘れたワイや😇#サビ猫 pic.twitter.com/x20UWthZix
— のりを (@wonori69) 2018年11月21日
まとめ:猫さまが分離不安にならないよう気をつけよう
- お風呂やトイレについてくる猫さまは分離不安の可能性あり
- まずは分離不安にならないようにすることが大事
- 布団への粗相の対策としては猫さまが自由に入れない寝室を用意するのがベスト
わが家の猫さまは分離不安の症状がほぼ当てはまります。
分離不安の症状についてはこちらのサイトさまの記事がわかりやすいと思います。
僕の後ろをついてきたりするのはかわいいのですが、猫さまが不安な気持ちになっていると思うとかわいいとばかり入ってる場合じゃないですよね。
とりあえず寝室を作ったことでベッドに粗相はされなくなりました。
根本的には僕がいない時でも、不安に感じないように環境を作っていくことなので、おビビも人間も楽しく感じる家づくりを目指します。
ベッドでの粗相は人間の生活にも大ダメージです。最悪の場合、飼育放棄につながる可能性があります。
これから猫と生活しようと思っている方は、猫さまはかわいいだけじゃないということもしっかり理解した上で検討してください。
まぁ、猫さまとの生活は控えめに言って最高だと僕は思ってますけどね。
おしまい
寝室を別に作るのがハードル高い場合は、折りたたみベッドがおススメです。
私もネコ様が布団にウンコするようになり、困り果てた挙句この方法に辿り着きました。
仕事や外泊行く時に、畳んで出かければ被害ゼロです^^
しかし粗相の理由は分離不安という事だったんですね、知りませんでした、ありがとうございます。