キャットフードについてネットで調べていると「キャットフードランキング」などたくさん出てきますよね。
ランキング形式にしてもらうと見る側からすれば見やすいですし良いところもあるのですが、キャットフードに関しては愛猫の健康に直接関わる部分なので注意が必要だと思っています。
もちろん猫の健康ために書かれているものもありますが、中には
「どういった根拠でランキングしているのだろう?」
「本当に猫のことを第一に考えているのかな?」
と、疑問に思ってしまうランキングもあります。
なので、今回は栄養素別にちゃんと根拠のあるキャットフードランキングを作ってみました。
- ドライタイプのキャットフード625種類の各栄養素の最高値がわかる
- 各栄養素の大まかな平均値がわかる
- 愛用しているキャットフードの各栄養素の数値が高いのか低いのかがわかる
ネットでキャットフードを探すときの一助になれば幸いです。
こんなおすすめランキングに気をつけよう
基準がよくわからないランキング
人用の製品を個人の感想でランキングを作ることはなんとも思わないんですよ。
その人が実際に感じたものなわけですから。
キャットフードのランキングって結局はフードを食べた猫さまが作っているわけではなくて、人間が作っているんですよね。
なので人の感じ方を根拠に作られても「?」ってなりませんか?
結局、記事を書いている人間が試してわかるものではないので「明確な根拠」がほしいんですけどそういったランキングはほとんどありません。
- 高◯◯ → どれくらいの割合で栄養素が入ってたら高いといえるのか?
- 食いつきを重視 → ぶっちゃけ猫さまによる。食いつきの良いフードを探すのではなく、愛猫の好みを把握するのが大事
- ヒューマングレード → 正式な基準がない。人の食べられる食肉由来の原材料という点ならほとんどのキャットフードが当てはまる
アフィリエイトの報酬が高いものだけ紹介してるサイト
おすすめ(売りたい)ランキングですね。。。
栄養成分を見てもランキングに掲載されているキャットフードに共通項が見当たらないし、原材料にも共通項がないし、なんだったら一般的によくないといわれる栄養バランスのキャットフードも入っている。。。どんな基準でランキングを作ったんだろう?
調べてみると、、、
アフィリエイトの報酬が高いの集めただけやないか〜い!
ってのがよくあります。
別にアフィリエイトが悪いとは思っていないですし、アフィリエイトを利用しているキャットフードにも良い商品は普通にあります。
僕もアフィリエイトを利用している商品で紹介できるものがあれば利用します。
ただ、報酬が高いものだけでランキング作ってるって明らかに猫さまの健康とかより報酬を優先してません?
ランク外の製品を貶めるようなランキングサイト
「◯◯(商品名)なんか食べさせるのは猫ちゃんがかわいそう」だとか「◯◯(商品名)は原材料に◯◯が入っているのが問題」だとかランキング以外の製品を貶めるような表現をしているサイトの情報はあまり信頼しないほうが良いと思います。
ってか、そんなこと言う必要なくない?
紹介する商品の良さを説明するのに、他製品を貶める必要ってないですよね?
根拠なく不安を煽るランキングサイト
特に根拠を明示することなく「原材料に◯◯が入っているから危険」といった情報を表記しているサイトがありますが信用できるかどうかは疑問です。
もちろん使われている原材料にはそれぞれ特徴があって、その原材料が合わない猫さまにとっては悪い影響を与えることはあるかと思います。
ただ、原材料に入っているから問題なのではなく、分量の問題だったりするので一概に悪いものと決めつけるのは難しいです。
例えばよく出てくるのが穀物(炭水化物)ですが、ご飯に味噌汁をかけたような「ねこまんま」のように炭水化物の多すぎるものは消化不良や高血糖症など引き起こす可能性があります。
だけどキャットフードに適量であれば、炭水化物の糖質はエネルギー源になり、繊維質は腸内環境を整えたり血糖値の上昇を抑制してくれるなどの作用もあります。
栄養成分別キャットフードランキングを作ったよ
というわけで、ドライタイプ(カリカリ)のキャットフードの成分を625種類分調べてみたので、基準がしっかりした僕の「商品を売りたい願望」に左右されないキャットフードランキングを作りました。
基準を明確にするためには数字を利用するのが有効なので、各栄養成分(タンパク質、脂質、粗繊維、灰分)とカロリーの数字が高いものランキングにします。
- 対象は625種類のキャットフードのうち、成猫用、全年齢対応のもの478種類
- 各栄養素の数字が高いものトップ3を紹介
- 僕のおすすめとかそういうものではない
そのうちおすすめのキャットフードを紹介しようと思ってますが、今回は個人的な感想はあまり入れないようにします。
栄養素別キャットフードランキング【タンパク質編】
【1位】GO! カーニボア グレインフリー チキンターキー+ダックキャット
タンパク質 | 46%以上 |
---|---|
脂 質 | 18%以上 |
粗繊維 | 1.5%以下 |
灰 分 | 9%以下 |
水 分 | 10%以下 |
水分を除いた乾物重量値だとタンパク質が51%にもなるグレインフリーのキャットフードです。
【公式HP】GO! カーニボア グレインフリー チキンターキー+ダックキャット
【2位】ウェルネスコア 成猫用(1歳以上) オリジナル
タンパク質 | 45%以上 |
---|---|
脂 質 | 18%以上 |
粗繊維 | 3%以下 |
灰 分 | 10%以下 |
水 分 | 10%以下 |
こちらも乾物重量値だとタンパク質が50%になるグレインフリーのキャットフードです。
マグネシウム値がわからないところがちょっと難点ですね。
【公式HP】ウェルネスコア 成猫用(1歳以上) オリジナル
【3位】オリジン フィット&トリム
タンパク質 | 44%以上 |
---|---|
脂 質 | 15%以上 |
粗繊維 | 6%以下 |
灰 分 | 9%以下 |
水 分 | 10%以下 |
オリジンの肥満猫用のキャットフードがタンパク質部門の第3位になりました。
乾物重量値でおよそ49%のタンパク質ですね。
【公式HP】【ORIJEN オリジン】
成猫用キャットフードのタンパク質の割合
調べた成猫用キャットフード(478種類)のタンパク質の割合ですが、
- 45%以上→ 2種類(約0.4%)
- 40%〜45%未満 → 23種類(約4.8%)
- 35%〜40%未満 → 47種類(約9.8%)
- 30%〜35%未満 → 246種類(約51.5%)
- 30%未満 → 158種類(約33.1%)
- 詳細不明 → 2種類(約0.4%)
といった感じでした。
割合から考えると保証分析値で35%以上あるものは高タンパクと考えていいかなと思います。全体の5割を超える、タンパク質が30%〜35%未満が平均的なタンパク質量ともいえそうですね。
よくタンパク質とシーソーの関係になっているといわれる炭水化物ですが、40%以上タンパク質があるキャットフード25種類の推定炭水化物量は14%〜23%で調べた成猫用フード478種類のなかではトップクラスに低い数値になりました。
タンパク質が30%に満たないフードになると推定炭水化物量は27%〜48%とかなりふり幅が広いです。
ふり幅が広い理由としては機能食(◯◯に配慮などの表記のあるキャットフード)でタンパク質の割合が低く、脂質や粗繊維を増やしているものは炭水化物量が少なくなっている場合があります。
タンパク質が30%未満で推定炭水化物量が20%台のものは便通や毛玉に配慮した粗繊維が高くなっているものでした。
仔猫用とシニア猫用のタンパク質の割合
仔猫用45種類とシニア猫用102種類のタンパク質の割合も紹介しておきます。
仔猫用(45種類)のタンパク質の割合
- 45%以上→ 1種類(約2.2%)
- 40%〜45%未満 → 5種類(約11.1%)
- 35%〜40%未満 → 7種類(約15.6%)
- 30%〜35%未満 → 30種類(約66.7%)
- 30%未満 → 1種類(約2.2%)
- 詳細不明 → 1種類(約2.2%)
となり、ほぼ30%以上になります。
仔猫は日々成長していくのでパワフルなフードが多い印象ですね。
シニア猫用(102種類)のタンパク質の割合
- 40%〜45%未満 → 1種類(約1%)
- 35%〜40%未満 → 9種類(約8.8%)
- 30%〜35%未満 → 42種類(約41.2%)
- 25%〜30%未満 → 36種類(約35.3%)
- 25%未満 → 13種類(約12.7%)
- 詳細不明 → 1種類(約1%)
と、30%未満のものの割合が増えます。
シニア猫用はそれぞれの体の変化に合わせて選ぶことが重要だと思います。できれば獣医師さんと相談して決めていきたいですね。
- 保証成分値で35%以上のフードは高タンパク
- タンパク質が40%以上ある25種類のフードのうち21種類がグレインフリー
- タンパク質が高いと炭水化物量(推定)が低い傾向にある
栄養素別キャットフードランキング【脂質編】
【1位】ザナベレ センシティブチキン
タンパク質 | 32.5%以上 |
---|---|
脂 質 | 22.5%以上 |
粗繊維 | 2.5%以下 |
灰 分 | 6.7%以下 |
水 分 | 10%以下 |
【2位】ザナベレ ウリナリー
タンパク質 | 24.5%以上 |
---|---|
脂 質 | 21.5%以上 |
粗繊維 | 4.5%以下 |
灰 分 | 4.4%以下 |
水 分 | 10%以下 |
【3位】脂質20%以上のキャットフード19種類
3位は多数あり、脂質が20%以上で乾物重量値で約22%になる19種類のキャットフードになります。
商品をあげると、
- 銀のスプーン 贅沢うまみ仕立て 毛玉ケア まぐろ・かつお・煮干し・白身魚・しらす入り
- 銀のスプーン 贅沢素材バラエティ 毛玉ケア まぐろ・かつお・白身魚味に天然小魚・かつお節・まぐろ味フレーク添え
- 銀のスプーン 三ツ星グルメ 毛玉ケア お魚レシピ
- 銀のスプーン 三ツ星グルメ 毛玉ケア 4種のアソート お魚レシピ
【公式HP】ユニ・チャーム ペット
- オリジン キャット&キティ
- オリジン 6フィッシュキャット
- オリジン レジオナル・レッド
- オリジン ツンドラ
【公式HP】【ORIJEN オリジン】
- アカナ ワイルドプレイリーキャット
- アカナ パシフィカキャット
- アカナ グラスランドキャット
【公式HP】アカナ
- シシア ヘアボール(チキン)
【公式HP】シシア
- アーテミス フレッシュミックス フィーライン
【公式HP】アーテミス
- ソリッドゴールド インディゴムーン
【公式HP】ソリッドゴールド
- アボ・ダームキャット チキン&ヘリング
【公式HP】アボ・ダーム キャット
- レオナルド アダルト ラム
- レオナルド アダルト ダック
- レオナルド アダルト フィッシュ
- レオナルド アダルト グレインフリーサーモン
【公式HP】レオナルド
成猫用キャットフードの脂質の割合
タンパク質や炭水化物の2倍のエネルギー発生量のカロリー源として優秀な脂質は、
- 20%以上 → 30種類(約6.3%)
- 15%〜20%未満 → 131種類(約27.4%)
- 10%〜15%未満 → 171種類(約35.8%)
- 10%未満 → 144種類(約30.1%)
- 詳細不明 → 2種類(約0.4%)
といった感じでした。
タンパク質と比べると満遍なく分布しています。
また、タンパク質と同様に20%以上の高脂質のキャットフードは推定炭水化物量が低い傾向にありました。
高脂質のキャットフードは今回調べたキャットフードの中でカロリーが高いものが多いのも特徴の一つです。
仔猫用とシニア猫用の脂質の割合
仔猫用のキャットフード(45種類)の場合は、
- 20%以上 → 13種類(約28.9%)
- 15%〜20%未満 → 22種類(約48.9%)
- 10%〜15%未満 → 8種類(約17.8%)
- 10%未満 → 1種類(約2.2%)
- 詳細不明 → 1種類(約2.2%)
となり、15%以上のものがおよそ8割にもなります。
仔猫用はタンパク質と同様に高くなっていますね。
シニア猫用(102種類)になると
- 20%以上 → 0種類(約0%)
- 15%〜20%未満 → 37種類(約36.3%)
- 10%〜15%未満 → 42種類(約41.2%)
- 10%未満 → 22種類(約21.5%)
- 詳細不明 → 1種類(約1%)
と、20%以上の高脂質のものがありません。
- 脂質が高いとカロリーも高い傾向にある
- 脂質が高いと炭水化物量(推定)が低い傾向にある
- 仔猫用は成猫用、シニア猫用と比べて高めのフードが多い
栄養素別キャットフードランキング【粗繊維編】
【1位】サイエンス・ダイエット <プロ> <猫用> 健康ガード 便通・毛玉 1~6歳
タンパク質 | 29.5%以上 |
---|---|
脂 質 | 15.5%以上 |
粗繊維 | 11%以下 |
灰 分 | 8%以下 |
水 分 | 8%以下 |
【2位】ロイヤルカナン アペタイト コントロール ステアライズド
タンパク質 | 32%以上 |
---|---|
脂 質 | 10%以上 |
粗繊維 | 10.2%以下 |
灰 分 | 8.6%以下 |
水 分 | 6.5%以下 |
【3位】サイエンス・ダイエット <プロ> <猫用> 健康ガード 避妊・去勢 避妊・去勢後~
タンパク質 | 36%以上 |
---|---|
脂 質 | 8.5%以上 |
粗繊維 | 10%以下 |
灰 分 | 8%以下 |
水 分 | 8%以下 |
成猫用キャットフードの粗繊維の割合
多いと満腹感が得られる反面、嗜好性が下がるといわれる粗繊維ですが成猫用では、
- 10%以上 → 3種類(約0.6%)
- 9%〜10%未満 → 15種類(約3.1%)
- 8%〜9%未満 → 14種類(約2.9%)
- 7%〜8%未満 → 20種類(約4.2%)
- 6%〜7%未満 → 38種類(約8%)
- 5%〜6%未満 → 66種類(約13.8%)
- 4%〜5%未満 → 123種類(約25.7%)
- 3%〜4%未満 → 141種類(約29.5%)
- 2%〜3%未満 → 39種類(約8.2%)
- 2%未満 → 17種類(約3.6%)
- 詳細不明 → 2種類(約0.4%)
といった感じでした。
おおよそですが7%以上のキャットフードになると毛玉ケアや体重管理などを目的としたフードがメインになります。
全体の半数を占める3%〜5%くらいが平均的な値といえそうですね。
粗繊維は食物繊維の一部である不溶性繊維を計測したものなので食物繊維の目安にはなりますが、水溶性繊維は入っていない数値なので注意が必要です。
体重管理などに関係しているからか粗繊維が多いものには低カロリーのフードが多いです。
仔猫用とシニア猫用の粗繊維の割合
仔猫用(45種類)になると、
- 6%〜7%未満 → 1種類(約8%)
- 5%〜6%未満 → 1種類(約13.8%)
- 4%〜5%未満 → 9種類(約25.7%)
- 3%〜4%未満 → 16種類(約29.5%)
- 2%〜3%未満 → 13種類(約8.2%)
- 2%未満 → 4種類(約3.6%)
- 詳細不明 → 1種類(約0.4%)
と、最高でも6%台となりました。
シニア猫用(102種類)になると、
- 10%以上 → 2種類(約1.9%)
- 9%〜10%未満 → 2種類(約1.9%)
- 8%〜9%未満 → 6種類(約5.9%)
- 7%〜8%未満 → 3種類(約2.9%)
- 6%〜7%未満 → 8種類(約7.9%)
- 5%〜6%未満 → 17種類(約16.7%)
- 4%〜5%未満 → 25種類(約24.5%)
- 3%〜4%未満 → 31種類(約30.4%)
- 2%〜3%未満 → 6種類(約5.9%)
- 2%未満 → 1種類(約1%)
- 詳細不明 → 1種類(約1%)
と、成猫用と似た分布になりました。
- 3〜5%くらいが平均的な数値
- 7%以上のフードは毛玉ケアや体重管理が目的のフードが多い
- 仔猫用は成猫用、シニア猫用と比べて数値が低い
栄養素別キャットフードランキング【灰分編】
【(同)1位】アディクション ビバ・ラ・ベニソン キャット
タンパク質 | 30%以上 |
---|---|
脂 質 | 15%以上 |
粗繊維 | 3.5%以下 |
灰 分 | 11%以下 |
水 分 | 10%以下 |
【(同)1位】アディクション サーモンブルー キャット
タンパク質 | 30%以上 |
---|---|
脂 質 | 15%以上 |
粗繊維 | 4%以下 |
灰 分 | 11%以下 |
水 分 | 10%以下 |
【(同)1位】ファーストチョイス 成猫 1歳以上 去勢・避妊した猫 サーモン&白身魚
タンパク質 | 31%以上 |
---|---|
脂 質 | 8.1%以上 |
粗繊維 | 7%以下 |
灰 分 | 11%以下 |
水 分 | 10%以下 |
成猫用キャットフードの灰分の割合
成猫用キャットフード(478種類)の灰分は、
- 11%〜 → 3種類(約0.6%)
- 10%〜11%未満 → 63種類(約13.2%)
- 9%〜10%未満 → 206種類(約43.1%)
- 8%〜9%未満 → 81種類(約17%)
- 7%〜8%未満 → 68種類(約14.2%)
- 6%〜7%未満 → 35種類(約7.3%)
- 5%〜6%未満 → 6種類(約1.3%)
- 4%〜5%未満 → 3種類(約0.6%)
- 3%〜4%未満 → 1種類(約0.2%)
- 詳細不明 → 12種類(約2.5%)
といった感じで9%台が圧倒的に多かったです。
上記3つの栄養成分とは違い表記されていないものが多いです。
灰分とはミネラルのことで、バランスが何より重要になります。
なので出来ればミネラル類を個別に見られるのがベストです。
最低でも尿路結石の原因のひとつと言われるカルシウム、リン、マグネシウムの量は確認したいところ。
仔猫用とシニア猫用の灰分の割合
仔猫用(45種類)では、
- 10%〜11%未満 → 8種類(約17.8%)
- 9%〜10%未満 → 13種類(約28.9%)
- 8%〜9%未満 → 11種類(約24.5%)
- 7%〜8%未満 → 5種類(約11.1%)
- 6%〜7%未満 → 6種類(約13.3%)
- 5%〜6%未満 → 1種類(約2.2%)
- 詳細不明 → 1種類(約2.2%)
シニア猫用(102種類)では、
- 10%〜11%未満 → 10種類(約9.8%)
- 9%〜10%未満 → 31種類(約30.4%)
- 8%〜9%未満 → 23種類(約22.5%)
- 7%〜8%未満 → 20種類(約19.6%)
- 6%〜7%未満 → 10種類(約9.8%)
- 5%〜6%未満 → 6種類(約5.9%)
- 5%未満 → 1種類(約1%)
- 詳細不明 → 1種類(約1%)
と、どちらも成猫用と同じく9%台が最も多くなりました。
- 成猫用、仔猫用、シニア猫用ともに9%台が最多
- 表記されていないキャットフードが割とある
- 多ければ良いというものではなく、バランスが大事
栄養素別キャットフードランキング【カロリー編】
【1位】AATU 85/15 ダック
タンパク質 | 32%以上 |
---|---|
脂 質 | 20%以上 |
粗繊維 | 2.5%以下 |
灰 分 | 9.5%以下 |
水 分 | 7%以下 |
カロリー/100g | 434kcal |
【(同)2位】ロイヤルカナン センシブル
タンパク質 | 31%以上 |
---|---|
脂 質 | 20%以上 |
粗繊維 | 2.5%以下 |
灰 分 | 8%以下 |
水 分 | 6.5%以下 |
カロリー/100g | 430kcal |
【(同)2位】ピュリナワン 1歳以上 美味を求める成猫用 チキン
タンパク質 | 33%以上 |
---|---|
脂 質 | 13%以上 |
粗繊維 | 2%以下 |
灰 分 | 8.5%以下 |
水 分 | 12%以下 |
カロリー/100g | 430kcal |
【(同)2位】ピュリナワン1歳以上 下部尿路の健康維持 F.L.U.T.H. ケア チキン
タンパク質 | 31%以上 |
---|---|
脂 質 | 12.5%以上 |
粗繊維 | 2%以下 |
灰 分 | 6.5%以下 |
水 分 | 12%以下 |
カロリー/100g | 430kcal |
成猫用キャットフードのカロリーの割合
成猫用キャットフード(478種類)のカロリーは、
- 430kcal以上 → 4種類(約0.8%)
- 420kcal〜430kcal未満 → 6種類(約1.3%)
- 410kcal〜420kcal未満 → 19種類(約4%)
- 400kcal〜410kcal未満 → 24種類(約5%)
- 390kcal〜400kcal未満 → 27種類(約5.7%)
- 380kcal〜390kcal未満 → 37種類(約7.7%)
- 370kcal〜380kcal未満 → 41種類(約8.6%)
- 360kcal〜370kcal未満 → 62種類(約13%)
- 350kcal〜360kcal未満 → 112種類(約23.4%)
- 340kcal〜350kcal未満 → 63種類(約13.2%)
- 330kcal〜340kcal未満 → 37種類(約7.7%)
- 320kcal〜330kcal未満 → 20種類(約4.2%)
- 310kcal〜320kcal未満 → 5種類(約1%)
- 詳細不明 → 21種類(約4.4%)
といった感じでした。
当然なのかもしれませんがカロリーが低いものは肥満猫用のキャットフードが多かったです。
400kcal/100g以上のもの53種類のうち、47種類はタンパク質が保証分析値で30%以上あり、420kcal/100g以上のものになると粗繊維が3%以下になりました。
また、脂質が20%を超えているキャットフードは一番カロリーが低いものでも375kcal/100gと高カロリーのものが多いと感じました。
仔猫用(45種類)になると、
- 430kcal以上 → 5種類(約11.1%)
- 420kcal〜430kcal未満 → 2種類(約4.4%)
- 410kcal〜420kcal未満 → 4種類(約8.9%)
- 400kcal〜410kcal未満 → 3種類(約6.7%)
- 390kcal〜400kcal未満 → 11種類(約24.5%)
- 380kcal〜390kcal未満 → 5種類(約11.1%)
- 370kcal〜380kcal未満 → 8種類(約17.8%)
- 360kcal〜370kcal未満 → 2種類(約4.4%)
- 350kcal〜360kcal未満 → 1種類(約2.2%)
- 詳細不明 → 4種類(約8.9%)
となります。
シニア猫用(102種類)になると、
- 430kcal〜 → 1種類(約1%)
- 420kcal〜430kcal未満 → 0種類(約0%)
- 410kcal〜420kcal未満 → 2種類(約1.9%)
- 400kcal〜410kcal未満 → 14種類(約13.7%)
- 390kcal〜400kcal未満 → 9種類(約8.8%)
- 380kcal〜390kcal未満 → 5種類(約4.9%)
- 370kcal〜380kcal未満 → 6種類(約5.9%)
- 360kcal〜370kcal未満 → 18種類(約17.7%)
- 350kcal〜360kcal未満 → 28種類(約27.5%)
- 340kcal〜350kcal未満 → 4種類(約3.9%)
- 330kcal〜340kcal未満 → 6種類(約5.9%)
- 320kcal〜330kcal未満 → 2種類(約1.9%)
- 310kcal〜320kcal未満 → 1種類(約1%)
- 詳細不明 → 6種類(約5.9%)
となり、成猫用と似た割合になりました。
- 100gあたり350〜360kcal未満のキャットフードが一番多い
- 脂質が高いものほど高カロリーになる傾向がある
- 体重管理用のキャットフードは低カロリーのものが多い
まとめ:ランク付けしているのはあくまで人間
キャットフードの栄養素は
- 保証分析値で35%以上のフードは高タンパク質(30〜35%が最多)
- 脂質は保証分析値で20%以上のフードは高脂質(10〜15%が最多)
- 粗繊維は7%以上だと毛玉ケアや体重管理が目的のフードが多い(3〜5%最多)
- 灰分は9%台が最多。高いもので11%
- カロリーは350〜360kcal未満が最多。400kcal以上が高カロリーといえそう
ドライタイプすべてのキャットフードを調べたわけではないですが600種類以上を調べた結果なので割と信頼できるんじゃないかなと思います。
キャットフードをランキングにしているものは、根拠が不明瞭なものが多いです。
参考程度に見るぶんには良いと思いますが、1位のものがすべての猫さまに最適かというとそうでもなかったりします。
猫さまにも好みや消化吸収能力には人間と同じく個体差がありますので、愛猫にあったキャットフードを健康重視で探してあげてください。
おしまい