猫アレルギー。
猫と生活を共にする人間が一番恐れるものです。
そんな猫アレルギーに生まれてきたわが子が診断されました。
なぜ、よりによってわが子が・・・。と、当初は気落ちしていましたが、何もせず落ち込んでいるだけでは良い変化は起きないものです。
最愛のわが子と猫さまがなんとか共生できないか試行錯誤しました。
今回はそんなわが家の猫アレルギー対策を紹介します。
目次
猫アレルギーだと判明した経緯
生後一ヶ月で妻の実家から愛猫のいるわが家にやってきた子どもの顔には徐々に湿疹が出てきました。
生まれた時からプロペト(白色ワセリンよりもさらに精製度を高めたもの)を塗って保湿に気を使っていたのですがどうにも湿疹が収まる気配がありません。
当初は乳児湿疹だろうと思っていたので保湿以上の治療も考えていませんでした。
生後3カ月ごろには湿疹と引っかき傷で顔中が真っ赤。
(写真)
肌がかゆいためか夜通し泣いて寝てくれないことも多々あり、さすがに肌の状態も心配なレベルになってきたので皮膚科の病院に。
病院でもらった薬のおかげで湿疹は改善していきましたが、薬をやめると再び湿疹が出てくる状態でした。
そんな状態が続いたこともあり、皮膚科の先生にアレルギー検査を勧められました。
アレルギーの検査は通っている皮膚科では行っていないとのことで、アレルギー疾患の診療を行っている小児科の病院を紹介していただきました。
そこで検査をした結果、猫アレルギー(クラス3)であることがわかりました。
あと2ヶ月で1歳の誕生日を迎える生後10カ月の時でした。
我が家で行っている猫アレルギー対策
まず幼いわが子の状況として、
- 病院で処方されたぬり薬を使用
- 猫アレルギーの認識なし
- マスクができない
- 自力で手洗いができない
- 猫のことは好き(な気がする)
といった感じです。
現在は薬を使用しているので症状は改善していますが、幼いのでそれほど強い薬を使用できないため気を抜けばすぐに湿疹が出てきます。
当然ながら猫アレルギーの認識がなくマスクもつけられないし猫に触ったら手洗いをするといった習慣づけもまだ難しい年頃です。
つまり、子どもに症状が出ないよう気をつけてもらうといったことはできません。
そういった前提での対策になるので住環境、愛猫に対して行う対策がメインになります。
愛猫と子どもの住み分け
まずお医者さまに言われたのが「猫をどこか別の家に預けられないか?」と、いうことでした。
やはり一番いいのは物理的に距離をとることなんですよね。
ただ本当に僕のエゴなんだけれども愛猫と離れるのはどうしても無理でした。
幸い今住んでいるところは3部屋ほどあるので、そのうちの離れている1室を愛猫の部屋として子どもと生活スペースを分けました。
愛猫の抜け毛の掃除
猫アレルギー対策としてかなり重要になってくるのが抜け毛の掃除。
猫さまの毛にはアレルゲンがたくさんついてますからね。
猫アレルギーのアレルゲンってすっごく小さくて、掃除機で猫さまの抜け毛を吸ってもフィルターを通り越して排気口から出ていっちゃうんですよね。
つまり普通に掃除機を使うだけだと排気口からアレルゲンを撒き散らしてるだけなんですよね。
なので掃除機で抜け毛を吸い取った後は部屋、廊下など愛猫の生活スペースは水拭きをしています。
アレルゲンは床だけでなく壁にも付着しているので猫さまがスリスリした場所なんかも拭いています。
空気清浄機の設置
猫アレルギーには空気清浄機が効果的といわれているので、リビング、子どもの寝室、愛猫の部屋に各1台ずつの計3台導入。
猫アレルギーのアレルゲンは5μm(マイクロメートル)以下の小さい粒子が多く、通常のフィルターを使っている空気清浄機ではアレルゲンを捕まえにくいので、HEPAフィルターを使用している空気清浄機を用意しました。
HEPAフィルターとはJIS規格で『定格風量で粒径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の粒子捕集率を有しており、かつ初期圧力損失が245Pa以下の性能を持つエアフィルター』と規定されています。
もちろんアレルゲン全てを捕集はできないでしょうが、常時稼働させていればそこそこ効果はあるんだと思います。
ちなみにわが家ではIJIOの空気清浄機を使用しています。
小型で静音性にも優れててフィルターは国産というところに惹かれました。
HEPAフィルターの空気清浄機はたくさんあるのであなたに合うものを見つけてください。
子どもとふれあう時は着替え、手洗い、シャワー
僕は愛猫の部屋で寝ることにしているので、朝起きたらシャワーを浴びてから子どもの元へ行くようになりました。
わが家の猫さまは甘えたがりで僕の隣で寝るため、シャワーを浴びずに子どもの元へ行くとアレルゲンをたくさん運んでしまいますからね。。。
夜は子どもが寝るまでは愛猫との接触はトイレの掃除とご飯の用意など最低限のものにし、愛猫と触れ合った後は手洗いと着替えを徹底。
子どもが寝てから愛猫とスキンシップするという二重生活になりました。
はじめのうちはめちゃくちゃ面倒でしたが継続していると習慣になるものです。
ただ、子どものもとに行くと愛猫が悲しそうに鳴くのは今でも慣れません。
こまめなブラッシング
猫アレルギーがやっかいなのは猫さまが全身毛づくろいすることで、唾液に含まれるアレルゲンが毛に付着。その毛が抜け落ちることでアレルゲンが空間全体に漂うんですよね。
なのでなるべく抜け毛が多くならないようにこまめにブラッシングをしています。
僕がブラッシング時に使用しているブラシはラバーブラシと獣毛ブラシです。
ブラッシングが苦手な猫さまにおすすめされることの多いラバーブラシですがわが家の愛猫は少々苦手ぎみ。。。
後処理も楽で抜け毛もたくさん取れるので重宝しますが、機嫌がいいときじゃないと逃げられますw
獣毛ブラシの方が好みらしく頭から尻尾の先まで気持ちよさそうにブラッシングをさせてくれます。
猫さまの好みがあるものなので色々と試してみてください。
まとめ:猫と離れられないなら頑張るしかない
アレルギー対策で効果的と言われ僕が実践していることは
- 部屋の住み分けをする(特に寝室には猫さまを入れないようにする)
- こまめなブラッシング(抜け毛対策)
- 抜け毛掃除の後に水拭きをする
- 空気清浄機を導入する
- 猫さまと触れ合った後は着替えと手洗いをする
といったものになります。
前述の通り、僕自身が猫アレルギーというわけではないので、上記の対策がどれほどの効果を発揮しているのか正直なところわかりません。
ただ愛猫と離れられないなら少しでも効果があると信じて実践するしかないですよね。
わが子の猫アレルギーの症状が今以上にひどくならないように、愛猫と離れることにならないように今後も効果がありそうな対策があれば実施していきます。